One Point Advice 睡眠環境プランナー 三橋先生の睡眠コラム One Point Advice 睡眠環境プランナー 三橋先生の睡眠コラム

columnvol.3

春のダニ&花粉対策 ~清潔な環境でぐっすりと~

布団やマットレス、枕にいるダニの数は、実に10万匹以上と言われています。ダニは高温多湿を好むため、布団はダニの温床となりやすいからです。ダニは温度20~30℃、湿度60%以上で繁殖が盛んになるので、夏に向かってどんどん増えていきます。

ダニは温度45℃以上、湿度50%以下で死滅するので、天日干しをしたり、布団乾燥機をかけて乾燥した状態を保つことが大切です。梅雨時など湿度が上昇してきたら、寝室に除湿機をかけましょう。

干したあとは、掃除機でダニの死骸を吸い取ります。生きているダニよりも、実はダニの死骸やフンの方が問題。次第にパウダー状になって、ホコリといっしょに吸いこみやすいからです。春は花粉の季節でもあるので、しっかり掃除機をかけましょう。ダニの栄養となるフケやアカが多いのは、枕です。こちらも忘れずにかけましょう。

ダニや花粉対策用の布団カバーとして、糸が細く、生地表面がツルツルした製品も販売されています。また、アレルギー物質を抑える加工したカバーなら、天日に干しても安心です。スギ花粉を布に塗布した実験では、2時間後に90%以上減少していることが確認されている製品もあります。

寝室にはハウスダストが多いので、空気清浄器を活用し、スイッチは就寝数時間前から入れておきましょう。おやすみ運転機能つきや、加湿機能つき、ファン式、イオン式など、さまざまなタイプがあります。よく比較検討して選びましょう。

基本的なことですが、睡眠には免疫力を高める働きがありますから、しっかり眠ることも大切です。睡眠時間が6時間を切ると、アレルギー症状が重くなるケースが増加しますので、6~8時間の間で、自分にあった睡眠時間を確保しましょう。また、症状を悪化させるお酒やタバコを控えめにすることもポイントです。

ダニや花粉対策の基本は、布団を乾燥させて掃除機をかけること。週に一度はシーツやカバーを洗って清潔な環境を保ち、気持ちよく眠りにつきましょう。

睡眠環境プランナー三橋 美穂Mihashi Miho

寝具メーカーの研究開発部長を経て2003年に独立。全国での講演・執筆・個人相談のほか、ホテルの客室コーディネートや、寝具をはじめ睡眠関連事業のコンサルティングなども手がける。睡眠のスペシャリストとしてテレビや雑誌など多方面で活躍中。著書に「驚くほど眠りの質が良くなる 睡眠メソッド100」(かんき出版)ほか多数。

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