One Point Advice 睡眠環境プランナー 三橋先生の睡眠コラム One Point Advice 睡眠環境プランナー 三橋先生の睡眠コラム

columnvol.7

睡眠中の熱中症はキケン!水分とエアコンは控えずに

これから本格的な夏到来。夏バテを防ぐためにはぐっすり眠ることが大切ですが、実は睡眠中に熱中症になることが多いことをご存知でしょうか。

夜中にトイレに起きないように、水分をとらないよう控えていませんか?エアコンは体に負担がかかるからと、使わずに我慢していませんか?

高温多湿な環境で、めまいや吐き気、顔のほてりを感じたら、熱中症のサイン。睡眠中は体温を下げるために汗をかくので、熱中症にかかりやすいのです。就寝前にはコップ1杯の水を飲み、いつでも水分補給ができるように、枕元に水を置いておきましょう。

エアコンをつけたままだと寒いし、消すと暑くて目が覚める、こんなお悩みもよく聞きます。これはエアコンの設定温度が低すぎるからです。エアコンが苦手な人は、28~29℃に設定してみてください。このときに、通気性のよい敷きパッドを使って背中の蒸れを防ぐと、設定温度が高くても快適に眠れます。

エアコンが途中で切れると室温が上がって目が覚めてしまうので、熱帯夜は一晩中ゆるやかにつけておくことをお勧めします。

ただし体温が高い寝始めは、寝室が冷えていた方が、寝つきがよくなります。就寝1時間前に25℃でエアコンのスイッチを入れ、就寝時に28℃前後に上げましょう。1時間くらいかけて寝室の温度が上昇していくので、体温が下がった頃には室温が上がり、冷えすぎを防ぐことができます。

また、リモコンの表示温度と、寝ている場所の温度には、誤差があることが多々あります。枕元に文字が大きくて温度と湿度が一目でわかる温湿度計を置いて、室温が上がりすぎていないか確認しましょう。

エアコンは、冷房よりドライモードの方が体にやさしいと思われていますが、実はお財布には厳しいことも。比較的新しい方式の「再熱除湿」は冷えすぎることがないので寒がりの人でも快適ですが、電気代がとてもかかります。室内機の中で部屋の空気をいったん冷やして除湿し、下がりすぎた空気を温め直して設定温度にコントロールしているからです。

ちなみに私はエコな観点から、29℃設定の冷房&高通気敷きパッドで快適に眠っています。冷房とドライは、体質やコストを考えて、上手に使い分けてくださいね。

睡眠環境プランナー三橋 美穂Mihashi Miho

寝具メーカーの研究開発部長を経て2003年に独立。全国での講演・執筆・個人相談のほか、ホテルの客室コーディネートや、寝具をはじめ睡眠関連事業のコンサルティングなども手がける。睡眠のスペシャリストとしてテレビや雑誌など多方面で活躍中。著書に「驚くほど眠りの質が良くなる 睡眠メソッド100」(かんき出版)ほか多数。

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