One Point Advice 睡眠環境プランナー 三橋先生の睡眠コラム One Point Advice 睡眠環境プランナー 三橋先生の睡眠コラム

columnvol.8

赤ちゃんを夏に寝かしつける方法

暑い夏が寝苦しいのは、大人だけでなく、子どもにとっても同じことです。とくに赤ちゃんは体温が高いため、寝ている間に汗びっしょりになって、夜泣きすることもあるでしょう。

赤ちゃんの衣類は、大人より1枚少ないくらいがちょうどいいと言われます。お腹が冷えると下痢や風邪を引きやすいので、夏でも腹巻きをしたり、タオルケットやバスタオルをお腹にかけるようにしましょう。

上掛けのおすすめは、ガーゼを数枚重ね合わせて作った、ガーゼケットです。ガーゼは傷の手当てに使われるだけあって、吸湿性がよく、蒸れにくく、柔らかくて肌になじみやすいという特長があります。軽くて、洗濯しても乾きが早いという、夏にうれしいメリットも。

エアコンは28℃程度に高めの設定をして、熱帯夜は一晩つけておくことをお勧めします。赤ちゃんは体温調整機能が未発達なので、気をつけていないと熱中症になりやすいからです。通気性のよい敷きパッドを使ったり、扇風機で微風を送れば、室温が高めでも快適に眠ることができます。

赤ちゃんの汗がひどいときは、濡れタオルで拭いてあげましょう。皮膚に残った水分が蒸発するときに、気化熱で体温を下げてくれます。乾いたタオルで拭いても涼しくならないので、枕元に濡れタオルを用意しておくとよいでしょう。

赤ちゃんの寝つきをよくするためには、夕方以降に寝かせないことと、就寝1~2時間前にお風呂に入ることも大切です。入浴で少し上がった体温が、急激に下がり始めるときに、眠気が強くなるからです。

また、夕方以降の照明は、夕陽のような暖色系の光で、おやすみモードに切り替えましょう。青白い光が明るく照らす室内にいると、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が抑制されてしまいます。とくに赤ちゃんの水晶体はクリアーなので、光の影響を強く受けます。

うちわで優しく扇ぐ程度の微風があると、体感温度が約2度下がると言われています。風によって皮膚表面から熱が奪われるからです。そよ風の気持ちよさと、ママパパが寄り添っている安心感で、赤ちゃんは安心してぐっすり眠れるでしょう。

睡眠環境プランナー三橋 美穂Mihashi Miho

寝具メーカーの研究開発部長を経て2003年に独立。全国での講演・執筆・個人相談のほか、ホテルの客室コーディネートや、寝具をはじめ睡眠関連事業のコンサルティングなども手がける。睡眠のスペシャリストとしてテレビや雑誌など多方面で活躍中。著書に「驚くほど眠りの質が良くなる 睡眠メソッド100」(かんき出版)ほか多数。

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