One Point Advice 睡眠環境プランナー 三橋先生の睡眠コラム One Point Advice 睡眠環境プランナー 三橋先生の睡眠コラム

columnvol.17

赤ちゃんの睡眠リズムの作り方

生まれたての赤ちゃんは細切れに眠るので、ママも十分な睡眠をとることが難しいことでしょう。生後1か月までは、赤ちゃんは昼夜の区別がないので、あまり生活リズムを考えなくても大丈夫です。ママの体調回復を第一に考えて過ごしてください。

生後2~4か月は、決まった時間(朝7時が理想)にカーテンを開けて、「おはよう」と声をかけて赤ちゃんを起こしましょう。昼寝は「朝寝(2時間)」「昼寝(2時間半)」「夕寝(1時間)」の3回にし、夜は19時頃に寝かせるようにします。

そして、午前中の散歩も習慣にしていきましょう。太陽光を
浴び、風を感じて、さまざまな音や視覚からの刺激が、赤ちゃ
んにとっての活動です。日中にしっかり活動することで、夜の
睡眠が深くなっていきます。この頃の夜間授乳は2回が目安です。

生後5~8か月になったら夕寝をなくして、朝寝(1時間)と
昼寝(2時間)の2回にしていきます。夜19時から朝7時まで
の睡眠を基本として、途中で1回くらい授乳します。

生後9~11か月は、積極的に外遊びをさせましょう。太陽光を浴びるとセロトニンという脳内物質が活性化し、セロトニンは夜暗くなると睡眠ホルモンのメラトニンに変わります。遊び疲れと太陽光のW効果で、夜はまとめて眠るように。この頃、夜中の授乳は卒業の時期です。

卒乳後の寝かしつけは、たっぷりのスキンシップで愛情を伝えてみてください。そして1歳を過ぎたら、午前中の昼寝はなくすようにしていきます。

「夜泣き」が増えるのは、生後4か月~2歳ごろ。これといった原因もなく、毎晩のように泣くので、途方に暮れるママパパも多いでしょう。4~5か月はまだ睡眠が浅いので、ちょっとした刺激で目覚めやすく、そのときに不安を感じると泣き出すと言われています。

また、人見知りが始まる5か月頃からは、昼間に興奮したり不安を感じると、夜中に思い出して泣くこともあります。そんなときは、すぐに抱っこせずに、2~3分そのまま見守りましょう。だんだん脳が発達し、眠り方が身についてくると、夜泣きも治まってきます。

4歳くらいになったら、一人で寝られるようになるといいですね。子どもは寝相がわるいのが元気の証ですから、一緒に寝ているママパパの睡眠が妨げられます。遅くとも小学校に上がるタイミングで促してみてください。お子さんが安心して眠れるように、十分に触れ合ったあとで寝室を出るようにしましょう。

小学校に上がるまでは、夜間にまとめて10時間以上が基本。しっかり眠ることが脳と体を成長させます。遅くとも21時までには寝かしつけて、睡眠リズムを作っていってください。

※参考文献『赤ちゃんとママがぐっすり眠れる本』(リベラル社)

睡眠環境プランナー三橋 美穂Mihashi Miho

寝具メーカーの研究開発部長を経て2003年に独立。全国での講演・執筆・個人相談のほか、ホテルの客室コーディネートや、寝具をはじめ睡眠関連事業のコンサルティングなども手がける。睡眠のスペシャリストとしてテレビや雑誌など多方面で活躍中。著書に「驚くほど眠りの質が良くなる 睡眠メソッド100」(かんき出版)ほか多数。

[Webサイト] http://sleepeace.com/
[ブログ] http://mmmiho.blog27.fc2.com/
[Twitter] @384miho